梅が咲いてきました。
まだまだ寒い日が続きますが、春の訪れを感じます。
毎年この時期になるとこの和歌を思い出します。
「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
菅原道真が詠んだ和歌ですね。
東風（こち）が吹いたら梅の香りを京から大宰府まで届けておくれ、主人がいなくても春を忘れるな。
みたいな意味合いだったと思います。
春は出会いと別れといいますが、働きだすと別れの方が多い気がします。
この歌は道真公が大宰府に左遷されたときに詠んだものですので我々の別れよりも壮絶ですが、道真公の儚く寂しい気持ちが伝わってきます。
今年度も後１か月、春を待ちながら頑張っていきましょう！
